春や秋になると、
「お彼岸」という言葉を
よく耳にしませんか🌼
でも、具体的に何をする日なのか、
どうしてお墓参りをするのか、
詳しく知らない人も
意外と多いのではないでしょうか。
さらに、なぜ「おはぎ」をお供えするのかも
気になるところですよね🍡
今回は、
お彼岸の意味や由来をわかりやすくまとめ、
お墓参りやお供えに込められた意味も
やさしく解説します。
お彼岸とは?意味と時期を知ろう
日本の仏教に由来する行事で、
ご先祖様に感謝し、供養をする期間のことです。
年に2回、春分と秋分をはさむ各7日間が
お彼岸とされています。
季節 | 期間 |
---|---|
春彼岸 | 春分の日を中心に前後3日 |
秋彼岸 | 秋分の日を中心に前後3日 |
この7日間の初日を「彼岸入り」、
最終日を「彼岸明け」と呼び、
中日の春分・秋分は「彼岸の中日(ちゅうにち)」とされます。
お彼岸は、ご先祖様と心を通わせる
大切な期間とされています。
ちょうど昼と夜の長さが
ほぼ同じになる日を中心に、
「心のバランスを整える時期」とも
いわれているんです🕊️
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なぜお墓参りをするの?
お彼岸に欠かせないのが
お墓参りです。
でも、どうしてこの時期に
お墓参りをするのでしょうか?
お彼岸は、あの世(彼岸)と
この世(此岸=しがん)が
もっとも近づく時期と
考えられています。
そのため、日ごろの感謝や祈りを
ご先祖様に直接届けやすいとされ、
この時期にお墓参りをする風習が
広まったのです。
「彼岸」は仏教用語で「悟りの世界」
「此岸」は私たちが生きる現世のこと。
お彼岸は、心の修行期間でもあります。
お墓参りでは、お墓をきれいに掃除し、
花や線香を供えて、
ご先祖様に手を合わせましょう🪷
この時期は、自然と心を落ち着けて
感謝や思いやりの気持ちを
見つめなおす機会にもなりますね。
お彼岸におはぎをお供えする理由は?
お彼岸といえば「おはぎ」。
お墓参りの帰り道に買ったり、
手作りしてお供えすることもありますよね🍡
では、なぜお彼岸に
おはぎをお供えする習慣が
あるのでしょうか?
実は、おはぎに使われる小豆には
昔から「魔除けの力」があると
信じられてきました。
赤い色の小豆には、
邪気を払うパワーがあると考えられ、
ご先祖様に感謝しつつ、
家族の無事を祈る意味が込められています。
また、おはぎは柔らかく甘い食べ物なので、
年配の方にも食べやすく、
親しみやすい供物として
長く親しまれてきたのも理由のひとつです。
ちなみに、秋のお彼岸では「おはぎ」、
春のお彼岸では「ぼたもち」と呼ばれますが、
材料はほぼ同じで、
季節の花(萩・牡丹)に
ちなんで名前が変わるだけなんです🌸
あとがき
お彼岸は、日本人が大切にしてきた
ご先祖様への感謝と祈りを表す行事です。
お墓参りを通して、
心を落ち着けるひとときが持てること、
そして家族や命のつながりを
改めて感じられることが
何よりの意味なのかもしれません。
おはぎに込められた想いや、
季節の自然に目を向けながら、
やさしい気持ちで過ごしてみてくださいね🕊️
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