70代の年賀状じまい!丁寧・シンプル・夫婦連名の例文まとめ

年賀状・寒中見舞い・お年玉

70代になると、年賀状の準備が負担に感じられたり、人生の節目を意識して「そろそろ区切りをつけたい」と思う方が増えてきます。

そんなときに役立つのが「年賀状じまい」です。

年賀状じまいとは、これまで続けてきた年賀状のやり取りを終えることを伝えるもので、単なる終了ではなく感謝の気持ちを伝える大切な機会でもあります。

この記事では、70代の方が安心して使える年賀状じまいのフルバージョン例文や短文例を豊富に紹介。

フォーマルな文面から親しい友人向け、夫婦連名の形まで幅広く揃えました。

さらに、伝えるタイミングや失礼にならない書き方のコツ、よくある疑問への答えもまとめています。

この記事を読めば、ご自身にぴったりの文例を見つけ、自然に「ありがとう」と伝える年賀状じまいができるはずです。

年賀状じまいとは?70代で考える背景

ここでは「年賀状じまい」という言葉の意味と、特に70代で選ばれる背景について解説します。

まずは基本的な考え方を整理していきましょう。

年賀状じまいの意味と位置づけ

「年賀状じまい」とは、これまで続けてきた年賀状のやり取りを、あるタイミングで終えることを指します。

ただ単にやめるのではなく、これまでのお付き合いへの感謝を伝える大切な機会でもあります。

例えば「これまで本当にありがとうございました」「今後は別の形でご連絡できれば嬉しいです」といった言葉を添えることで、相手に温かい気持ちが届きます。

表現 伝わる印象
ただやめるだけの一文 少し冷たい印象になりやすい
感謝を伝えてやめる一文 穏やかで丁寧な印象

70代で増える年賀状じまいの背景

70代は人生の節目が多く訪れる年代です。

古希(70歳)や喜寿(77歳)など、年齢の区切りを迎えることで「これまでの区切りとして年賀状をやめよう」と考える方も少なくありません。

また、年賀状の準備にかかる手間を見直し、メールや電話、LINEなど別の手段で交流を続けたいという気持ちも理由のひとつです。

背景 特徴
年齢の節目 古希・喜寿・傘寿など、記念の年を機に区切りとする
生活スタイルの変化 より気軽なコミュニケーション手段へシフトする

70代にふさわしい年賀状じまいの例文【そのまま使えるフルバージョン】

ここでは、70代の方が安心して使える「完成形の文例」を紹介します。

相手との関係に合わせて、丁寧なものから親しみやすいものまで選べるようにしました。

体力や気力の衰えを理由にした文例(丁寧バージョン)

まずは最もオーソドックスで、多くの方が使いやすい丁寧な文例です。

相手への感謝を前面に出し、落ち着いた表現を心がけています。

文例

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

私事ではございますが、年齢を重ねるにつれ、年賀状の準備が難しくなってまいりました。

つきましては誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を終了させていただきたく存じます。

これまで長きにわたり賜りましたご厚情に、心より御礼申し上げます。

今後とも電話やメールにて変わらぬお付き合いをいただければ幸いに存じます。

皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。

ポイント 特徴
感謝を強調 「ご厚情に御礼申し上げます」と繰り返し伝える
終了の理由をやわらかく 「年齢を重ねるにつれ」と柔らかく伝える

親しい友人に向けたシンプルで温かい文例

次は、長年の友人や気心の知れた相手に向けて使いやすいシンプルな文例です。

かしこまりすぎず、やわらかい口調でまとめています。

文例

あけましておめでとうございます。

おかげさまで元気に新年を迎えることができました。

さて、寄る年波を感じるようになり、年賀状の準備も少々負担になってまいりました。

そこで、この年賀状を最後にさせていただきたく思います。

これまでのご厚意に心から感謝いたします。

今後は電話やLINEなどで、変わらずお付き合いをいただければ嬉しく思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ポイント 特徴
語りかけ調 「〜いただければ嬉しく思います」と親しみやすい表現
柔らかい理由 「少々負担になって」と遠回しに伝える

終活を意識した人生節目の文例

70代では「終活」を意識して区切りをつける方もいます。

人生の節目を意識しつつも、前向きさを伝える文例です。

文例

旧年中は温かいお付き合いをいただき、誠にありがとうございました。

私も齢七十を迎え、これを機に生活の整理を進めております。

その一環として、年賀状での新年のご挨拶を本年を最後に終えさせていただきたく存じます。

長年にわたりいただいたご厚情に、心より感謝申し上げます。

今後はお電話やメールなどで、引き続き交流をお願いできれば幸いです。

皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

ポイント 特徴
「終活」を直接表現 節目として伝えるため、受け手も理解しやすい
未来志向 「今後も交流を」と前向きな言葉で結ぶ

夫婦連名で使える文例

ご夫婦で連名にするときの文例です。

二人の思いを込めることで、あたたかみが増します。

文例

新春のお慶びを申し上げます。

平素は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。

私どもも年齢を重ね、年賀状のやり取りを続けることが難しくなってまいりました。

つきましては、誠に勝手ながら本年をもちまして年賀状でのご挨拶を終わらせていただきたく存じます。

これまで頂戴いたしましたお心遣いに、夫婦ともども深く感謝申し上げます。

今後は電話やメールにて、変わらずお付き合いをお願いできれば幸いです。

皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

ポイント 特徴
夫婦連名 相手に「二人からの気持ち」がしっかり伝わる
丁寧な結び 「夫婦ともども」と入れると温かみが増す

ユーモアや前向きさを交えた文例

最後に、少しユーモアを交えて明るく伝える文例です。

仲の良い友人や気軽な関係の相手に向いています。

文例

あけましておめでとうございます。

毎年「今年こそ若返るぞ」と思うのですが、なかなかそうもいかないようです。

年賀状の準備も一苦労になってきましたので、このあたりで区切りをつけたいと思います。

これまでのご厚情に感謝しつつ、今後は気軽に電話やLINEで声をかけてください。

どうぞ変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。

ポイント 特徴
ユーモアを一文入れる 「若返るぞ」のような軽い表現で和やかに
フランクな結び 「声をかけてください」と自然に誘える

状況に合わせた年賀状じまいの短文例集

ここでは、年賀状じまいをもっと気軽に伝えたい方向けに「短文例」を集めました。

一言添えるだけでも伝わりますので、フォーマルから親しい相手向けまで参考にしてください。

フォーマルに伝える一文

ビジネスや目上の方に向けた、かしこまった短文例です。

簡潔ながらも礼儀を欠かさない表現を選びました。

短文例

本年をもちまして年賀状でのご挨拶を失礼させていただきたく存じます。

長年にわたり温かいお心遣いを賜り、心より感謝申し上げます。

シーン おすすめ度
取引先・恩師
親しい友人

親しい相手に送る一文

長年の友人やご近所の方に、親しみを込めて伝えるときの短文例です。

言葉を少し柔らかくして、温かみを加えています。

短文例:

この年賀状を最後にさせていただきますが、これからも変わらずよろしくお願いします。

シーン おすすめ度
親友・近所の友人
フォーマルな相手

ビジネス関係に使える一文

仕事関係やお世話になった方に向けた短文例です。

失礼のないようにまとめつつ、今後の交流を大切にしたい気持ちを込めています。

短文例

誠に勝手ながら年賀状でのご挨拶は本年限りとさせていただきます。

今後とも変わらぬご厚誼をお願い申し上げます。

シーン おすすめ度
仕事関係・目上の方
親しい友人

年賀状じまいを伝えるタイミングと方法

「やめたい」と思ったときに、いつ・どのように伝えればいいか迷う方は多いです。

ここでは、70代の方にとって自然に伝えやすいタイミングと方法を紹介します。

年賀状で最後の挨拶をする場合

最も一般的なのは、毎年の年賀状に「今年で最後にいたします」と書き添える方法です。

新年のご挨拶をした後に、やわらかい言葉で添えると違和感がありません。

例文

本年をもちまして、年賀状によるご挨拶を終えさせていただきます。

これまで長きにわたり、温かいお心遣いをいただきありがとうございました。

タイミング メリット
元旦の年賀状 自然に伝えられる
事前に寒中見舞い 少し唐突に感じられることも

寒中見舞いや暑中見舞いで伝える場合

年賀状ではなく、季節の便りとして伝える方法もあります。

「今年から年賀状を控えます」と柔らかく伝えやすいのが特徴です。

例文

寒中お見舞い申し上げます。

誠に勝手ながら、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきたく存じます。

これまでのご厚情に深く感謝申し上げます。

方法 向いている相手
寒中見舞いで伝える 親しい友人や家族
暑中見舞いで伝える 普段から交流のある相手

直接や電話・メールで伝える場合

より親しい相手には、直接伝えたり電話やメールでお知らせするのもおすすめです。

その場で気持ちを伝えられるので、誤解を招きにくいのが特徴です。

例文

これまで毎年年賀状を送ってきましたが、今年を区切りにやめようと思います。

その代わり、これからは電話やメールで近況を伝え合えれば嬉しいです。

方法 特徴
直接・電話 より気持ちが伝わりやすい
メールやLINE 手軽で負担が少ない

失礼にならない年賀状じまいのコツ

年賀状じまいは「やめます」と伝えるだけでは、相手にそっけない印象を与えることもあります。

ここでは、相手に失礼にならず、気持ちよく受け取ってもらえる書き方のポイントを紹介します。

必ず感謝の気持ちを添える

一番大切なのは、これまで続けてきたやり取りへの感謝をしっかり伝えることです。

「長年のお付き合いに感謝しております」といった一文を加えるだけで、印象は大きく変わります。

短文例

これまでのあたたかいお付き合いに心より感謝申し上げます。
表現 印象
年賀状をやめます 冷たい印象
これまでのご厚情に感謝しつつ、やめます 丁寧で温かい印象

やわらかい言葉で理由を伝える

「高齢のため」「負担になったため」などの理由は、そのまま書くと重たく感じられる場合があります。

「少し準備が難しくなってまいりました」「区切りの年を迎えましたので」といったやわらかい表現を選びましょう。

短文例

年齢を重ねるにつれ、年賀状の準備が難しくなってまいりました。

今後の連絡方法を明示する

ただやめるだけでは関係が途絶えてしまうように受け取られかねません。

「これからも連絡を続けたい」という意思表示を添えることが大切です。

電話番号やメールアドレスを書くのもよいですし、「これからはLINEで」と伝えるだけでも安心感を与えます。

短文例

今後はメールや電話で近況を伝え合えれば幸いです。
工夫 効果
感謝を入れる 温かい雰囲気になる
理由をやわらかく 相手に重たい印象を与えない
今後の連絡方法を伝える これからも交流が続く安心感を与える

年賀状じまいの疑問Q&A

ここでは、年賀状じまいを考えるときに多くの方が抱く疑問に答えていきます。

「やめてもいいのかな」「あとで復活できる?」といった不安を解消しましょう。

突然やめても大丈夫?

結論から言うと、きちんと理由と感謝を伝えれば問題ありません

むしろ、毎年送っていた方から急に年賀状が来なくなると「体調を崩されたのか」「何かあったのか」と心配される場合もあります。

丁寧に伝えることが、相手にとっても安心につながります。

やめた後に復活することは可能?

一度やめたからといって、二度と送れないわけではありません。

「やめます」と伝えた後に寂しさを感じて再開する方も少なくありません。

復活する際は、一言「再開しました」と添えるのが誠実な対応です。

短文例

昨年で年賀状を終えるとお伝えしましたが、改めて再開することにいたしました。

どうぞよろしくお願いいたします。

LINEやメールに切り替えるときの注意点

最近では、年賀状の代わりにLINEやメールを使う方も増えています。

ただし、相手によっては「形式を大切にする」方もいますので、失礼にならない配慮が必要です。

例えば最初の1回は「今年からはメールで失礼します」と添えると自然です。

短文例:

今年からはメールでのご挨拶とさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
疑問 答えのポイント
突然やめてもいい? 感謝を添えれば問題なし
復活は可能? 再開の一言を添える
LINEやメールに切り替えるときは? 最初に「メールに切り替えます」と伝える

まとめ!70代の年賀状じまいは感謝と配慮が大切

ここまで、70代での年賀状じまいについて「意味」「例文」「タイミング」「伝え方」を見てきました。

最後に、重要なポイントを振り返ってまとめましょう。

70代での年賀状じまいのポイント

ポイント 内容
感謝を必ず伝える 「これまでありがとうございました」の一文を忘れずに
理由はやわらかく 「準備が難しくなりました」など、重すぎない表現を選ぶ
今後の連絡方法を添える 電話・メール・LINEなどで交流を続ける意思を示す
相手に合わせて文例を調整 フォーマル・親しい友人・夫婦連名など状況に応じて選ぶ

年賀状じまいは「終わり」ではなく、新しい交流の始まりでもあります。

これまでのご縁に感謝しつつ、これからも別の形でつながっていけるように伝えることが大切です。

紹介した例文を活用しながら、ご自身の言葉で温かく締めくくってみてください。

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